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5月から始めたブログなのですが
今年見た中でも印象に残ってる作品は書いておこうと思いまして
いまさら4月公開の本作のレビューですよ。

 

 

 

77点

点数高めですがかなり甘くつけてると思います。

 

 

かつてGANTZ実写版にガッカリし、

アイアムアヒーロー実写版にどハマりして三回観に行き

 

 

 

先日いぬやしき全10巻を一気読みした人間としては、

すごい褒めたいところと

文句言いたいところが半々くらいって感じです笑

 

 

褒めたいところ

 

・ノリさんいぬやしき役ハマってる。

若干いつもより滑舌悪く喋ってる感じも

弱々しさ倍増で不憫だった。

 

・佐藤健は本当に流石の演技。

目の死にっぷりや気だるい喋り方が似合ってて、
見た目はもう全然高校生には見えないけど

獅子神の心の死にっぷりはしっかり再現されてた。

ノリさんがウェット目に演技してる分

うまくバランス取れてたんじゃないか。

 

まあ原作だともう少し明るい面もあるっていうか、
無邪気で奔放な一面もあるがゆえの怖さもあるんですけどね。

 

二階堂ふみと飛ぶシーンは2人の演技力もあってグッときます。

あの後の悲劇が唐突な分、

ここでなんとかギリギリ獅子神が

紫苑に対して思い入れができる理由づけは

出来てたと思います。

 

 

・VFXはほとんどチャチいところはない。
実際に主演2人の全身をスキャンしてモデリングしただけあって、メカ部分と肉体の境目、切り替わりもすごいリアル。

 

 

ネットや通信に入っていく時の表現も原作再現度高し。

爆発シーンもハリウッドと比べちゃいけないけど迫真だし、

重力を無視した立ち位置のシーンは面白いです。

 

・R指定レベルではないが、

残酷描写は日和ってる感じはしない。

最初の一家惨殺事件は演出と佐藤健の演技力でちゃんと陰惨に見える。

 

あのシーンの前に

獅子神父宅で発砲しようとしてやめる場面があるから、

より一層の一線を超えてしまった感があって辛かった。

 

あと、2ちゃんねらー虐殺シーンは

血濡れ画面に殺害予告が被さったり

ホラー演出として良かった。

 

2ちゃんねらーの面々が

ステレオタイプなオタク共だけじゃなくて

普通のサラリーマンや

綺麗目なお姉さんとかもいて

ちゃんと全員無残に死ぬからリアル笑。

 

新宿での大殺戮も気合い入ってて、

ちゃんとしたパニックシーンになってたと思う。

途中からいぬやしきと獅子神と真里しかいないような感じに

なってるのは残念だったけど。

 

 

いつも通る場所で人がバタバタ倒れていくのは

やっぱり怖いですね笑

 

 

・以外とBGMはそんなに乱用してなくて

しっかりと地に足がついた映画演出ができてたので、

食傷気味にはならなかった。

アクションも打撃、衝突、発砲の音がリアルなので

大仰なBGMなしの時の方がかっこいいです。

 

 

文句言いたいところ

 

・いぬやしき側の描写パートで説明的な独白が多過ぎる。

「さっきの味噌汁か‥」

とか

「死んだ人は救えないのか‥」

とか

セリフにしなくても分かるって。

しかもあの死んだJKを救えないシーンは

原作だともっと悲しむのに、やたら淡白な反応でしたね。

あの犬も原作にいるからってだけじゃなく独白シーンを

不自然にしないために出したんだろうけど

途中から居なくなってね?笑

 

 

・警察描写が酷い
最初に警察が獅子神が犯人だとわかった理由が

なんも説明ないし、

 

紫苑の家にいるってわかった理由もないし、

原作でも思ったけど民間人の家であんな発砲しないよね?

 

そして伊勢谷友介は何しに出てきたんだ笑

 

 

 

警察以外も最後都庁の地面に降りた時、

消防車も救急車も何にも来てない、

都庁から出て避難した人も全くいないのは不自然。

 

 

・いぬやしき家の面々の冷たさ

原作だとラストの展開もあって

もう少し家族との絆も描かれるんだけど、

今回は本当にキツく当たられてばかり。

 

原作通り、

家族に正体明かして出て行こうとして

泣いて止められるシーン欲しかったけど、

続編でやるのかな。

 

 

このシーン原作で非常に感動的なのです。

 

 

三吉彩花の演技が上手い分、

いぬやしきへの当たりの強さは辛かった。

 

長男の成長エピソードがないのは残念。

 

・BGMがたまに変

さっきBGMがないシーンが良かったって話したんですけど、

逆に、

ただいぬやしきがはな子に顔すりつけて泣くだけのシーンに

やたら壮大な音楽流したりしてて、

今このBGM?みたいな違和感が多かったです。

 

 

・戦闘の勝敗

まず、宇宙空間まで飛び出しておいて、

スポーツ飲料の塩分がどうしただので

「はめたのか‥」とかダサいし、あのタイミングで

原作の名セリフの

「俺が悪役でジジイがヒーローか」って言うの

おかしくないですか。

あと、もう一つの決着でいぬやしきが

火事場の馬鹿力で獅子神を砕くのも

ロジックないしあんま盛り上がらない。

あそこはなんとかいぬやしきが

水を摂取して動力を取り戻すとか

一つロジックを入れて欲しかった。

 

 

まあ色々言ってきましたが、

こういうアクション系漫画の実写化邦画としては

かなり高水準だと思う。

原作もそこまで飛躍しない話だからですかね。

 

 

ラストシーンのいぬやしきが味噌汁飲んだ瞬間に

タイトル出るところと、

獅子神とその親友ちょっこーの触れ合いシーンは

 

非常に良いのでラストまでしっかり見てください。